http://www.env.gov.bc.ca/wld/documents/fishfacts/steelheadtrout.pdf
スティールヘッド
他の一般的呼び方：
歴史的にはスティールヘッド・サーモン、サーモン・トラウト、またある地域では石頭(hardhead)とも呼ばれる。さらに詳しくは”rainbow trout”を参照。
どんな魚？
外見はニジマスと同じである。特に、若い時は。遡上sea-running(anadromy)は沿岸と内陸の両方のニジマスにおいて起きる。成魚は、内陸のニジマスよりもより流線型で魚雷のような体型である。オスの顎は、太平洋サケと同様に、成熟すると伸び、先端がノブのようになる。海から淡水に入ったとき、通常は体は明るいシルバーになる。産卵時期に近づくと、ピンクから赤の側線が現れエラの上に延長し、体は徐々にくすんだ灰色から茶色にくすんでいく。
どこにいるの？
南カルフォルニアからアラスカ半島の全域の太平洋に流れ出す水域の大河や小川で目にすることができる。スティールヘッドは幼魚時に淡水で過ごし、その後、海に移動し、産卵のために川に戻ってくるニジマスだ。スティールヘッドは北大西洋とアラスカ湾で長い海洋移住を行う。正確な分布は海水温により15度の等温線の北側だ。
なにを食べているか？
幼魚は無脊椎のエビや虫（メイフライ、カディスやブラックフライのような）を採餌する。また、可能なときはサケの卵を食べる。海では魚、イカ、端脚類を食べている。
生涯はどんなの？
産卵は春、流れがある綺麗な砂礫で、プールの後尾で起きる。そこは瀬が穏やかになる場所でもある。産卵後、スティールヘッドは決して死なない。大半は海に戻り、その多くは産卵でまた川に戻ってくる。卵は、水温にもよるが産卵４～７週間後に仔魚(alevin)として孵化する。残っていた卵黄が吸収されて、仔魚から幼魚になるのに３～７日かかる。夏に、砂礫から稚魚(fry)が這い出してくる。淡水で過ごす期間は小川の水温と餌によって１から５年まで変化する。５月にスモル化が下流へ下り始め、海に達するとすぐに海岸近くで散らばる。海での滞在期間は１から４年までだ。ほとんどのスティールヘッドは９年以内だ。
海から産卵のために川に戻る季節のために名付けられた異る回帰がある。それは一般にサマーラン（夏遡上）とウィンターラン（冬遡上）と呼ばれている。産卵前に早春から晩秋に淡水域に入って遡上するのが前者だ。サマーランの魚はまだ未成熟の状態で川に入り、淡水で止まることで成熟する。遅いウィンターランの魚は到着した時すでに成熟している。遡上時期は遺伝的に決定されていて、サマーランとウィンターランの魚は異なった競争をする。大概の水系では、上流域の支流に遡上する魚はサマーランで、他方、海岸近くの産卵エリアに帰ってくるのはウィンターランだ。同じ川でニジマスと同様に、スティールヘッドの異なる遡上が起きる。
何をしているか？
種としてニジマスはイエローリストにあるが、B.Cでは種の存続が危険状態にない。しかし、多くのスティールヘッドの数は減少傾向か消滅にある。それは生育場所の減少や釣り過ぎによる。特に、サマーランの魚は減少している。遡上時期がサケの遡上と重なり、遡上で産卵場所に到着するまえに、商業または漁業者に取られてしまっている。
君はどのように手助けできるか？
１）法律ができてから、遊漁規則、生息保護条例、ガイドライン、規則に従うこと。
また、違反を見たら観察・記録、我々に報告ください（1-800-663-9453）。
２）これは、水の状態を変化させたり、沈殿物や水温を増加させたり、日陰を減らすような人間の活動にたいして非常に脆弱だ。
もし、君が川沿いの土地所有者なら川沿いの植物を守ろう。そうすると、日陰を作り、川岸の浸食を保護することができる。
３）地元の川の水質を監視するために、水のボランティアやグループを作りましょう。
４）排水タンクや道路脇の排水溝に捨てたものは、小川や湖でそれが見つかることがあることに、気づけ。
洗剤や石鹸の使用を最小限にして、水質を綺麗に保ち、強い化学洗剤、漂白剤、シンナー、不凍液などを捨てるな。
これは冗談でない：
いままで釣れた最大のスティールヘッドは推定20Kg以上。13年以上生きるスティールヘッドもいるのだ。
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